2025年万博: ローマ教皇庁がNTTデータと提携

写真解説: ローマ、コンチリアツイオーネ通りにて坂野高士氏とリーノ・フィジケッラ修道士a 写真解説: ローマ、コンチリアツイオーネ通りにて坂野高士氏とリーノ・フィジケッラ修道士a

世界における福音宣教の根本的な問題に取り組む世界福音宣教省は、日本との連携強化のため、NTTデータジャパン株式会社と協業を行う協定を結びました。主な目的の中には、ローマ教皇庁の2025年大阪・関西万博への参加に対する支援も含まれています。

協定の調印式は、2025年2月10日にバチカン市国で行われ、福音宣教省世界宣教部門副長官、リーノ・フィジケッラ大司教と株式会社NTTデータ社会基盤ソリューション事業本部長、坂野高士氏が出席しました。

今回の合意により、この機会に先端技術を用いて新たな価値を産み出すべく、NTTデータと福音宣教省は様々なプロジェクトで連携をいたします。

2025年はカトリック教会にとって大変重要な年です。この聖年において、ローマ教皇庁は大阪・関西万博のパビリオンに「美は希望をもたらす」をテーに掲げて参加するのです。

一方NTTデータは、「情報技術を通じて新たな仕組みと価値を創造し、より豊かで調和のとれた社会を実現する」という企業理念のもと、社会の発展を常に推進してきました。

「NTTデータは日本における私共の技術パートナーです。私共の大阪・関西万博への参加に対する彼らの支援に感謝しており、世界の多くの地に広がるローマ教皇庁の役割りの意味と重要性を理解してくださる企業と協力できる事を嬉しく思います。」とリーノ・フィジケッラ修道士閣下は声明を出しました。

万博に際し、ローマ教皇庁パビリオンではNTTの音響技術によって展示空間の機能を向上させ、来場者が聞きたい音や声だけを聞くことが可能となる革新的な体験を提供します。

本協定を通じて、福音宣教省とNTTデータは、文化遺産の保存や知識の源となるものの価値を高めることなどの社会的課題に立ち向かうべく、最先端技術を活用したプロジェクトを展開して、イノベーションに、そして分かち合うことができる記憶や思いに依拠した未来の創造に貢献していきます。

 

12 2月 2025