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「美は希望をもたらす」

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私たちが伝えたい基本のコンセプトは、あらゆる形の美は、より良い社会を構築するための強い動機とインスピレーションを与える力となりうる、ということです。この考えは、深くキリスト教の伝統に基づいたもので、芸術を通した福音宣教と信仰の表現という意味で常に中心的な役割を果たしてきました。「PORTA」という言葉をもじって話してみましょう。まずこの博覧会のテーマである、美は希望をもたらす(PORTARE)ものであるというその理由は、我々が求める唯一無二の感動を美は私たちに与えてくれるからです。一方で、ローマで祝われる聖年のシンボルである聖なる「扉(PORTA)」にも言及したいと思います。このように、希望へとたどり着くには、対話と人々の調和における根本的な象徴である「美」というPORTA(扉)を通る必要があるということを強調したいと思います。その起源より、キリスト教は美を通して霊的価値、信仰の深さを強く伝える方法を見出していました。何世紀にもわたって、芸術は教会が人生の洞察を表現するための主な手段となってきました。